今人気の間取り?「家事室」って何するの?
かつては、家事室というと主婦が家計簿を作製したり、裁縫をしたりする場所というイメージが強い傾向がありました。
しかし、現在は家事と日々の暮らしを分離するための夫婦共同の部屋として使用されることが増えています。
今回は、家事室の歴史や設置するときのポイントなどを紹介します。
□そもそも家事室って何?その歴史を紹介します!
昔、家事室という言葉は、家政婦さんが家事を担当する場所という意味で使用されていました。
そして時は流れ、2000年代からは主婦が家計簿を作製したり、裁縫したり、PC作業をしたりする場所として再び使われるようになりました。
特に近年は、性別に関係なく、衣類に関する家事(部屋干しや洗濯、裁縫など)に取り組むための部屋として使用される機会が増加しています。
また、衣類に関する家事だけでなく、家事全体について、日常生活を送るダイニングやリビングといった部屋と別の場所で行うために設置する空間と捉えられることも増えています。例を挙げると、洗濯物の部屋干しをリビングやダイニングで行うと、部屋にゴミやほこりが落ちてしまい、せっかくのリラックス時間に汚れが気になってしまうことがあるでしょう。家事に取り組む場所を一つに集約させることで効率化を図れると同時に、リラックス時間を邪魔されることなく過ごせるようになるのです。
□家事室を取り入れたい!そんな時に注意すべきポイントとは?
家事室を実際に取り入れる際、後悔してしまわないために意識すべきポイントを紹介します。
部屋の広さに関しては、通常2階建て35坪程度の住宅であれば4畳程度の家事室を設置できます。
重要なのは、家事室の使用目的を事前に明確にしておくことです。
なぜなら使用目的に応じて、部屋干しに必要な器具やアイロンがけをする台などといった設備の設置場所や大きさが決まるからです。
収納の数や大きさも重要なポイントの1つです。
よく見られる失敗が、収納不足が後になって判明し、市販の収納を設置することで肝心の家事作業スペースが狭くなってしまうといったようなことです。
オーダーメイドの家具を作製できる会社に設計の段階から家具の作成を依頼したり、収納するものの数や大きさを整理したりすると良いでしょう。
□まとめ
家事室は、日常生活を送るリラックス空間と家事作業場を分離する為に用いられる機会が増えています。
そして、実際に導入する際は最適な部屋の広さや使用目的を把握し、必要な収納の数や大きさを事前に明確にすることが重要です。
あなたも住宅に家事室を取り入れて、快適な生活を手に入れましょう。