どうして生活音は響く?子供の騒音対策について紹介します!
子供の騒音が原因で近隣住民とトラブルになるケースは少なくありません。
「こっちだって気をつけているのに…」と不服に思われている方も多いでしょう。
生活音がなぜ響いてしまうのか、そしてその対策についてご説明します。
□なぜ生活音が響いてしまうのか
生活音は、空気で伝わるものと床や壁などの固体が振動して伝わるものがあります。
話し声やテレビの音声などの空気によって伝わる音は、障害物によって遮られ、また音源から離れれば小さくなっていきます。
一方で、固体が振動することによって伝わる音は、空気による音よりも伝わりやすく防音が難しくなります。
建物の構造によっても防音性は異なります。
住宅の構造で主なのは木造、鉄骨、鉄筋コンクリートですが、このうち最も防音性が高いのが鉄筋コンクリートの住宅で、逆に最も防音性が低いのが木造住宅です。
木造は通気性が良いため、音を通しやすい性質を持っています。
逆に鉄筋コンクリートは壁の密度が高いため、防音性に優れていると言えます。
「壁が厚く、密度が高いほど防音性が高い」ことを覚えておきましょう。
□子供の騒音対策について
まず、窓やドアが開いている時と閉まっている時では、音漏れの度合いがかなり異なります。
空気の入れ替えのために窓やドアを開けっ放しにしている家庭も多いですが、子供が泣き出したり、大声を出しそうになったりした際は、真っ先に窓やドアを閉めるようにしましょう。
また、窓だけでなく、カーテンを閉めると遮音効果が高くなります。
防音カーテンのような厚手のものを選ぶのが特におすすめです。
そして、カーテンが長いほど、遮音性が高くなります。
子供が床を走り回ってドンドンという音が鳴り、騒音トラブルになる例もあります。
フローリングの床はかなり音が漏れやすいため、トラブルを避けるためには厚めのカーペットやラグを敷くと効果的です。
ただ、それでも足りない場合もあります。
子供に「走り回らないで」と言っても、なかなか改善することは難しいでしょう。
その場合は、子供にスリッパを履かせることによって騒音は軽減されます。
テーブルや家具を引きずる音も騒音トラブルの原因になりかねません。
家具の脚にはカバーをつけ、音を吸収させるようにしてください。
□まとめ
今回は、騒音が発生する原因と、それに対する対処法についてお伝えしました。
平穏なご近所付き合いのためには、騒音トラブルはなるべく引き起こしたくないものです。
騒音の原因となる要素は、なるべく消しておくようにしましょう。